むっちゃん先生です。
ときどき「むっちゃん先生、復縁もサポートしてもらえますか?」とお問い合わせいただくのですが、私は復縁より新しいご縁を探した方がいいと思っているので、丁重にお断りさせて頂いています。確かに、復縁後に二人の問題点を解決して幸せになる人もいるのですが、よほど強い決意がないと、復縁はお勧めしません。
最近、タレントの井上咲楽さんが、「オズワルド」の畠中悠さんとの破局を報告されましたが、このお二人も3度復縁しながら破局になったようですね。このカップルのように、別れた相手と何度も復縁を繰り返してもハッピーエンドにならないのには、わけがあります。復縁して一時的に良好な関係を維持できたとしても、たぶん同じ場面で、いつも乗り超えなきゃいけない壁が現れては、乗り超えられず別れを選ぶ。そして、別れては寂しくなって、またよりを戻す繰り返しです。
もうおわかりだと思いますが、もし別れてから相手への愛に気づいたのではなく、別れた後の寂しさや孤独に耐えられなくて、心の隙間を埋めるために復縁を望んでいたとしたら、この恋は上手くいかないのです。それは、寂しさを埋め合う依存関係でしかないからです。新に恋を始めるより、復縁の方がすぐに孤独が解消されるから楽に見えるかもしれませんが、終わった恋に火をつけても、半分水に濡れた紙と同じで、水に濡れた部分にくると火はまた消えてしまうでしょう。
心理学者である加藤諦三先生は「孤独や寂しさや性的不満解消のために始まった恋愛は、相手を見ていない。相手のことが好きなわけではない。」とおっしゃっていますが、先生がおっしゃるとおり、復縁希望の人の中には、別れてすぐに孤独や寂しさを埋めてくれる別の人が現れていたなら、復縁なんか希望していなかった気がします。