むっちゃん先生です。
婚活関連で相談を申し込んで下さる方には、2つのタイプの人がいると常々感じています。一つは婚活が長引いている方、もう一つは短期間で婚活を辞めてしまう方です。相談に来られる人は、圧倒的に前者の方が多いのですが、今回は後者の短期間で婚活を辞めてしまう人のお話をしましょう。今回登場して頂く〇子さんには、掲載許可を頂いています。
たった2ヵ月で結婚相談所を辞めた〇子さんが相談に来られた理由は、「もう少しお見合いを続けた方が良かったのか?」を結婚相談所の人ではなく、セカンドオピニオンとして私に尋ねたかったとのことでした。結婚相談所の方だと、引き留められてもビジネス的に感じてしまうからだったようです。
〇子さんは30代半ばで、一人暮らしをして10年。一人暮らしをしたことで精神的にもすっかり親離れ出来てると思っていた〇子さんですが、離れていても家族仲は、いたって良好で、年に何回かは家族で旅行するのだとか。また、大きな買い物をするときや、散在し過ぎてお金が足らなくなったら、母親に泣きついているらしいです。また、一人暮らしはしていますが、毎晩母親と電話で1時間は話すのだとか。今回の相談所退会のことも、お母さんに相談したらしく、「結婚だけが人生じゃないから」とアドバイスを受けたので、退会の決心がついたようです。確かに結婚だけが人生ではありませんが、婚活は〇子さんにとって真の大人になるためには必要な活動だったように思えました。それは、〇子さん自身も感じていたから、私にカウンセリングを申し込まれた気がしました。
〇子さんは一人暮らしはされていますが、心の中は今でも母親からの影響は大きく受けています。母親からのコントロールと言い換えた方がいいかもしれません。何を決めるにも、未だに子どもの頃と同じで、〇子さんの後ろには母親が見えます。
お見合いで男性と出会っても、母親ほどわががまを聞き入れてくれそうな人はいないし、母親との過度な密着関係から身動きが取れない思考の〇子さんになっていたのでしょう。でもこのままではいけないと思い立ち、勇気を振り絞って申し込んでくれたカウンセリングが〇子さんの大人になるためのSOSだったとしたら・・・。
〇子さんと母親の関係は、二人が気づかないだけで、傍から見ると“二人で一人”の関係になっています。心理学でいう共生関係です。その状態で〇子さんが婚活や恋愛をしたところで、結婚して自分だけがその関係から抜けることや母以外の人と幸せになることへの罪悪感に苛まれるはずですし、また母親も自分がひとりぼっちになるのが怖くて、娘の結婚相手にはあれこれ難癖をつけては、娘が幸せになることを阻止するでしょう。それくらい、母娘の間でマイナスの絆が形成されてしまっているのです。
親が子の中に設定した人生ナビを書き換えるには、時間と相当な努力が必要になるのですが
〇子さんは、変わる決意をされました。功を奏したのは、実家暮らしではなく、一人暮らしなので、毎日顔を合わせるわけではないので、まずは母親に「残業があるから、今夜は電話しない」と告げ、毎晩の電話の回数も減らすことから始められたようです。
婚活や恋愛パターンは必ずと言っていいほど家族関係とリンクしています!!
もし、婚活や恋愛がこじれているのなら、家族関係を掘り下げてみることです。私のROKAカウンセリングでは、家族のことからあなたの今を見える化しています。あなたの人生ナビの行き先は、あなた自身が自分の夢に向かって入力したものですか?それとも子どもの頃から親が入力してきたものでしょうか?それによって、あなたの人生の行き先は違ってくるはずです。