今を変えられないのはなぜ?『不満』と『不安』の天秤

むっちゃん先生です。

こんな人たちに遭遇したことがありませんか?
いつ会ってもご主人の悪口ばかり言っている人。そんなにご主人のことが嫌なら別れることを視野に入れて行動すればいいのにと思うけど、「将来は離婚する」と明言しながらそんな人に限って離婚しない。

いつ会っても、話すのは職場の不満ばかりの人。そんな人に限って、「そのうち転職するんだ」と言いながら、転職サイトにすら登録してないか、登録しても自分の期待した仕事が見つからない現実にがっかりしている?

いつ会っても、実家暮らしでの親に対する不満を愚痴る人。そんなに嫌なら、実家を出ればいいのにと思うけど、家賃が勿体ないを言い訳に実家暮らしを続けている人もいるかもしれません。

みなさんそんな不満を抱えた日々から、どうして抜け出さないのか不思議でしょ。社会学者、心理学者、評論家でもある早稲田大学名誉教授の加藤諦三先生がおっしゃっています。人は『不満』と『不安』の状況下なら人は『不安』より『不満』を選ぶんだって。

離婚して経済的な不安や新しい生活への不安を抱えるよりは、今の『不満』を選ぶということ。
転職して、今より収入が減るかもしれない不安や新しい職場での人間関係の不安を抱えるより、たいていの人は現状の『不満』の方がましだと思っているということ。また、実家から出て一人で暮らす寂しさを考えると、不満はあっても実家で暮らす方が気持ちが楽なのがホンネのようです。

私は離婚経験者であり、転職経験者でもありますが、当時のことを振り返ると『不満』を抱えた生活から抜け出すには、『不安』を乗り越える力が自分にあると信じることが一番重要だったと思っています。でもその自分を信じることが一番難しい・・・。

私は50代半ばで産業カウンセラーやキャリアコンサルタントの勉強を始めたことで、幼少期から今までの自分を振り返れたことが、自分を信じる原動力になったと言っても過言ではありません。あの学びがなければ今の私はなかったでしょう。とても怖いことですが、娘や息子に対して多分毒親に近い行動を今もとり続けていた気がします。

ただ、完璧主事で、「〇〇しなければならない!」「I am ok. You are not ok.」思考の塊だったこんな私でも、その気になれば変われたのです。100%でなくても、自分が変化したことで生きやすくなったのは間違いないのです。そして、今の私の『不満』は物価上昇のことくらいで、他に『不満』はないですね。

離婚も転職も実家暮らしから一人暮らしにシフトすることも、現実的な問題の対策と解決は不可欠で、愚痴っているだけでは未来の扉は開かないことは、あなたも気づいているはずです。また、そもそも愚痴っているだけで、未来の扉を開けようなんて思っていないし、自分がこんなに辛い思いをしている愚痴を聞いて欲しいだけの人もいるでしょう。

今の生活は、あなたが選んだ生活だということ。誰もあなたを縛ってはいないし、いつでも今の状況を変えることはできるのですが、あなたはそれを「変えれるはずがない!」と思い込んでいるか、新しい生活が幸せなものになることを信じられないだけなのかもしれないです。

あなたにとって2025年が幸せな年になるよう、今までの人生を振り返ってみませんか?今の生活を選んでいるあなたのこと、その気づきがあなたのこれからを変えていくはずです。

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