むっちゃん先生です。
チェ・ジョンヒョプさんはファンミーティングの折に、「僕なんてたいしたことないのに」の言葉を何度か口にされているようですね。「僕なんて、こんなにもみんなに来てもらうほど、大した人間じゃない」と言いたかったのか、ファンの中には「なんて謙虚な人なんだろう」と思われた人もいるようです。でもね、ジョンヒョプさんが発した「僕なんて」の言葉は謙虚さからの言葉というより、もっと心の深い部分からの言葉のように感じました。
カウンセリングをさせて頂いていると、この「僕なんて」「私なんて」という言葉を使う人に遭遇しますが、そんな方は、たいてい自信がない人、自己肯定感が低い人です。自己肯定感が低い人が、思わぬ良い評価をされると、その評価が妥当なものであるにも関わらず、正直戸惑うばかりで、「僕なんて」「私なんて」の言葉が出てしまうのかもしれません。そんな方たちは、子どもの頃からいつも誰かと比較されていたり、過去の家庭環境が関係している場合が多いのですが、ジョンヒョプさんはどうだったのでしょう?
また「僕なんて」「私なんて」は、親が引いたレールに反抗せずに従ってきた「いい子」の口癖でもあるのですが、あなたは心当たりはありませんか?
子どもは親(もしくは養育者)からの無条件の愛で自己肯定感(自信)を積み上げていくのですが、チェ・ジョンヒョプさんは今、ファンのみなさんから「どんなチェ・ジョンヒョプもOK!大好き!」の無条件の愛を注いでもらっているのかもしれません。きっとそのファンの愛が、ジョンヒョプさんに不足している自己肯定感や自信を増やしてくれることでしょう。
「僕なんかのために来てくれてありがとう!」から「僕のために来てくれてありがとう!」に口癖が変化することを願っています。