こんにちは。結婚・入籍ナビゲーターむっちゃん先生です。
今日のタイトルに、ちょっと驚かれた方もいるかもしれませんね。
本気で人を好きになれないのに婚活している???
婚活相談させていただいていると、この傾向がある人が結構おられます。ときに、「本気で人を好きになれないのに、ずっと婚活しているフリをしてきました。」そこまでおっしゃった方もおられましたね。いったいそうなるには、今までにどんなことがあったのでしょう?過去を紐解いていくと、親との関係の中に答えが見えてきます。
心理学者たちが語る生育環境と恋愛の関係
心理学者のジョン・グレイは『ベストパートナーになるために』という著書の中で、恋愛には「90対10の原則」があると述べ「私たちが異性関係の中で経験するさまざまな説明のつかない精神的混乱は
その原因の90%は実をいえば自分の過去に関係がある。一般的に、現在の経験が関係しているのはわずか10%程度だと考えていい。」とのこと。
そして、そこのとを踏まえ『恋愛依存症』の作者伊東明先生は、その著書の中で、『過去、特に幼少期の親子関係によって「人と人との関係とかこういうものだ」「人とはこうやってつきあえばいい」「こうすれば愛される」などといった人間関係の基礎的プログラミングがなされる。「三つ子の魂百まで」の通り初期経験の影響力は非常に強く大人になっても気づかぬうちにそのプログラム通りに動いてることが多い。そのプログラムがよいものであればいいが、悪いものであれば苦しい人間関係・恋愛関係をいつまでも繰り返すことにつながりかねない。・・・・中略・・・それにもかかわらず「過去が現在の恋愛にどんな影響を及ぼしているのか?」などど冷静に・客観的にじっくり考えた経験がある人は少ない。』と、おっしゃっています。
親が子へ授けた【愛するな・信用するな】の禁止令
赤ちゃんがハイハイしだす頃から、母親は子どもから目が離せなくなり
この写真のように、何でも口にしてしまうわが子に「それはダメですよ!ダメ!」だとか「そっちは危ないから行っちゃダメ!」とか禁止の言葉を何度も口にするようになります。精神科医のロバート・グルーディングとその妻メリー・グルーディングは子どもの歪んだ生き方(脚本)の基になる禁止の言葉(禁止令)の中の否定的な禁止令を12のリストに整理しました。
その12の中の【愛するな・信用するな】の禁止令の呪文がかかった状態だから本気で人を好きになれない。
子どもの頃、親が忙しくてあまりかまってもらえなかったことや、兄弟姉妹と比べられて辛い思いをしたことや、親との死別や離婚を経験したことで「人を愛したり、信用しないほうが傷つかない」そんな決断を子どもながらにしている可能性が高いのです。「人を愛したり、信用しないほうが傷つかない」決断を抱えたままだと大人になっても、恋愛や結婚どころか、人に優しく接したり、励ましたり、気遣ったり、人を楽しませることも苦手になり、愛と信頼の気持ちを素直に表現できなくなっているかもしれません。そして、自分にダメ出しはできても、自分のことを愛することもできないでいるかもしれません。
もし、本気で人を好きになり、愛し結婚することを望んでいるのなら、まずは、自分を好きになる練習をすることです。自分の弱さや、コンプレックスも含めて自分のことを好きになること。それに加え、花や動物を育てることも自分の中の愛を呼び起こすにはとても効果的です。
花や動物は、あなたに無償の愛を与えてくれるはずですから。