むっちゃん先生です。
この記事でも、子育て中のみなさんに本を紹介していますが今日はその中でも佐々木正美先生の『子どもの心はどう育つのか』を取り上げたいと思います。
児童精神科医の佐々木正美先生は、不登校、ひきこもり、うつ、摂食障害など、生きづらさは心の発達課題が鍵になるとおっしゃっていますが、その発達課題をサポートするのが親の存在です。その親が子どもの心の発達課題をサポートせず親の価値観やエゴを押し付け続けたとしたら・・・
不登校、ひきこもり、うつ、摂食障害、学校で問題を起こして親が何度も呼び出されることも、それらは、成長とともに顔を出してくる子どもの頃からため込んできた、生きづらさの信号であり、親の顔色ばかり見ている“いい子”も親に反抗ばかりしている“悪い子”も生きづらさには変わりはないのです。
「どうしてこんな子になってしまったんだ!」と嘆く親ごさんを見かけることがありますが、子育ても、花を育てることと同様
大輪の花を咲かせることも、枯れてしまうのも、日々の水やりや、肥料の与え方や、温度管理など、お世話する人次第であり、親の子育ての結果に他なりません。将来子育てで後悔しないためにも、この本のP5からP6の言葉を参考にして頂けたら幸いです。
◆子どもは本質的に親の言うことは聞かないが親のすることはまねて育つ。
◆子どもが「いい子」になると可愛がるお母さんがいる。しかし、子どもは可愛がられると「いい子」になるのである。
◆過保護に育てられて駄目になった子どもを、私は本当に見たことがない。(注:要注意は過干渉と放任の持論から)
◆やさしい人は強い人おこりっぽい人は弱い人
◆親が望む子どもになってもらうのではなく、子どもが望む親になってあげること。
◆家庭が寛ぎの場でなければ、社会で力強く生きてくことは容易ではないと思う。