食事、風呂、Wi-Fi付き楽ちん実家暮らしに隠れたあなたの知らない怖い話

むっちゃん先生です。

『実家なら風呂・飯・Wi-Fi付・・・増加する「家を出ない」「結婚しない」子どもたち』
こんなタイトルの記事を読んだことがあります。今は掲載されていないようなのですが、子どもが実家暮らしを続ける親のホンネが余りにホラーだったので、私が控えていた記事の一部を下記に書き出してみました。

ある親のホンネです。
「10年くらい前までは『早く結婚して』『孫の顔が見たい』と盛んに急き立ててきたけど今となっては結婚せず家にいてほしいと願わずにいられません。というのも、この年になるとスーパーに行っても重いものを持って帰るのはキツイし習い事に出かけるのも夏場は暑くてしんどい。かといって5つ上の高齢の夫があてになるわけはない。それでも息子が同居しているから仕事が休みの日は車を出してくれるし体の調子が悪い時も心細くない。10年前ならまだしも、今さら“結婚する”なんて言われたら困っちゃう。家を出て行かれるのも不便だしかといって知らない女性がお嫁さんとしてうちで暮らし始めるのを想像するとおっくうで…そう考えると今の状態が、いちばんいい (苦笑)」

ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは「実家暮らしは親孝行です」と断言引きこもりや実家暮らしの子供を持つ親の相談にのってきた畠中雅子さんは「10年一緒に住めば、親の心は変わる」と言う。「不思議なもので、『社会人の息子が家を出ない』と悩んでいる親でも10年くらい経って自分が年を取ると、子供がいる方が便利になる。たとえば、ちょっと車を出して病院に行ったり力仕事が必要だったりする場合、若い力があるとすごく助かります。こうした場合、親と子供が互いに依存し合い切っても切り離せない関係になる『共依存』に陥りやすい。口では『子供が出て行かなくて困っているのよ』と言っても本音では『ずっといてほしい』ということになるんです。しまいには子供が家を出ようとしても親が『頼むから一緒にいてほしい』とすがるようになります」

それぞれの家庭に事情はあるようですが、最初は、早く結婚して家を出て欲しいと言っていた親も、年を重ねると気持ちが変化するようです。段々エゴが強くなり、老いた自分が心細く、無意識に子どもの人生を飲み込んでいく。そう思ったら、同じ親の立場として、なんとも言えない切ない気持ちになりました。

さて、婚活中のご実家暮らしのあなた。50歳60歳の、あなたの未来予想図は描けていますか?その中には、ご両親の介護も想定内でしょうか?最近よく耳にするのが親の体調が悪い理由で婚活をお休みする人の話。死期が迫った親に寄り添うのならともかく、親の体調不良も様々で、親が食欲がないからと婚活を休んだ人もいて、親の体調不良と子どもの恋愛や結婚の関係性がよくわからないのです。

ここで私の素朴な疑問です。親が体調が悪いと、お見合いをしてはいけないの?親の体調が悪いと、恋人や友だちと食事したり楽しい時間を持っちゃいけないの?もし私が親なら、親の私の体調のせいで、子どもが楽しいことや幸せになることを遠慮して制限していると考えると、こんな悲しいことはありません。親がどうであれ、子どもだけは幸せな時間を過ごして欲しいと思ってしまいます。だから、実家暮らしのあなたも幸せに対して遠慮する必要なんて、1ミリもないのです。毒親や、身勝手な親でない限り、親はあなたが幸せになることを一番に考えているはずです。また、娘さんの結婚が決まりかけたら、いつも体調不良に陥る親ごさんを知っていますが、あなたを実家に引き留める親は自分のことしか考えていない、毒親や身勝手な親だと思った方がいいかもしれません。

親を看取り、あなた自身も実家で一人老いていくことがあなたの願う幸せなら後悔はないと思います。でも、もしそうでないのなら、これからでも遅くないので自分の幸せを優先して生きることをです。あなたは、どんな生き方をしたかったのでしょう?

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