むっちゃん先生です。
恋愛や婚活関係の記事をネット検索していたら、こんな男性の記事が出ていました。
40代後半のアラフィフ男性、年収250万。子どもの頃から親の干渉が激しく、今ようやく自分の時間を謳歌しているから、「あえて結婚しない」らしい。結婚する、しないは、人それぞれだから、それについては全然OKなんですが、この男性の「あえて結婚しない」の「あえて」の言葉になぜか引っかかった私。
「あえて」とは「わざわざ」とか「無理に」の意味なので、この男性は「わざわざ結婚しない」「無理に結婚しない」と言いたかったのだと思うけど、私の仕事の経験上、アラフィフでこの年収で、この男性と結婚したいと思う女性がいるのだろうか?「あえて結婚しない」なんて言わなくても、まず彼は女性から結婚相手として選ばる確率はとても低いと思います。この男性が容姿端麗で優しいのだけれど、未だに小説家になるとか、M-1を目指しているとか、何か夢を追いかけているので、女性から結婚を迫られるけど「あえて結婚しない」ならわかるけど、この記事の男性はそんな感じではなさそうだし、それなら彼の「あえて結婚しない」の日本語の使い方はおかしいのです。残念でなことに、婚活の現実では彼は結婚が難しい人のくくりに入っているから。「あえて結婚しない」は、ハイスペックの男性や、モテる女性が使うのが、しっくりくる使い方なのだと思いますよ。
この男性が「あえて結婚しない」と言ったのは、まるでイソップ物語の『酸っぱい葡萄』の話と同じで、自分が今の年収や状況では出来そうにもない結婚に対して「結婚なんて、自由がなくなるだけ」と考えることで、自分の現実に目を背けたかったのかもしれませんね。強がって「あえて結婚しない」と言ったのでしょう。
ただ、正直に「今の自分の年収では結婚は無理だと思います」と言える男性の方が、人間的に魅力があるような気がするのですが。