むっちゃん先生です。
こんな記事を見つけました。
『「友達親子」の注意点 医師が語る』です。
この記事によると、今年3月、16歳〜23歳の現役学生600人を対象に行われたアンケート調査で、実に48.3%の学生が「反抗期がなかった」と回答し、 調査結果に男女差はなく、約2人に1人が反抗期が無いことが分かったらしいのです。ちなみに、近年の研究では、反抗期のあるなしで子どもの精神的発達や自立が遅れるということはないらしいのですが、私の経験上、『実家暮らしという沼にハマってしまったアラフォー婚活女性の行く末は?』の記事にも書きましたが、こと結婚に関して言えば「友達親子」であることは、あまりプラスには働いていない気がします。

アラサー、アラフォーになっても、小学生のように何でも親に話す「友達親子」のような関係が続くと、何でも話せる相手が常時存在しているわけですから、改めて他人と「ツーと言えばカー」と分かり合えるようなコミュニケーションを構築する面倒なことをする必要がないのです。だから、それを察した脳は結婚に向けて一生懸命考え行動しようとはしないのかもしれないです。最初から結婚しないと決めている方は別ですが、結婚活動(婚活)しているのに、婚活が長引いている人は、この面倒くさい他人とのコミュニケーションの構築を無意識に遠ざけようとしている可能性があるとしたらどうでしょう。
婚活されている人も反抗期がなかったと言われる人が多い気がしますが、婚活が長引くこと自体が、反抗期そのものだとしたら・・・。親は「結婚はあなたの思うようにすればいいよ」と言いながら、親の心のどこかに子どもの結婚はともかく、孫を抱きたい思いがあり、その親の思いを察しつつも、子どもはどこかで精神的発達や自立に関して「あなたのせいでこうなった」と心の中で呟きながら、ずっと結婚しない反抗をしているように見えるときがあるからです。反抗というより、今の状況から抜け出すための羽を親から授けてもらっていないことに気づき、不安でたまらないから結婚と言う一歩が踏み出せない状態なのかもしれないです。
米子あすなろクリニック大立博昭院長がおっしゃるように 、「友達親子」というより、お母さんと子どもの境界線が少し曖昧になってしまって、あまりにも関係が密接になってしまうと、第三者からの助言が入らなくなる「親子カプセル」化した親子が、増えているように感じる婚活現場です。