今文春騒動の渦中の松本人志さんだが、私は松ちゃん作詞の「チキンライス」という曲が好きだ。2004年に発表されたクリスマスソング「チキンライス」は作詞・松本人志、作曲・槇原敬之、歌・浜田雅功と槇原敬之という凄いメンバーが作った曲。松ちゃんの貧乏だった幼少期が歌詞になっている。
『親孝行って何?って考える
でもそれを考えようとすることがもう
親孝行なのかもしれない
子供の頃たまに家族で外食
いつも頼んでいたのはチキンライス
豪華なもの頼めば二度とつれてきては
もらえないような気がして
親に気を遣っていたあんな気持ち
今の子供に理解できるかな?(チキンライス)
今日はクリスマス
街はにぎやか お祭り騒ぎ
七面鳥はやっぱり照れる
俺はまだまだチキンライスでいいや
貧乏って何?って考える
へこんだとこへこんだ分だけ笑いで
満たすしかなかったあのころ
昔話を語り出すと決まって
貧乏自慢ですかと言う顔するやつ
でもあれだけ貧乏だったんだ
せめて自慢ぐらいさせてくれ!
最後は笑いに変えるから
今の子供に嫌がられるかな?
今ならなんだって注文できる
親の顔色を気にしてチキンライス
頼む事なんて今はしなくても良い
好きなものなんでもたのめるさ
酸っぱい湯気がたちこめる向こう
見えた笑顔が今も忘れられない
今日はクリスマス
街はにぎやか お祭り騒ぎ
でかいケーキもってこい
でもまぁ 全部食べきれるサイズのな
赤坂プリンス押さえとけ
スイートとまでは言わないが
七面鳥もってこい これが七面鳥か
思ってたよりでかいな
やっぱり俺はチキンライスがいいや』
松ちゃん、いい詞を書くのにな~
父親の死に「親父が死んだ。。。 オレは悲しまない。 あの人とはいろいろあったからな」とポストした松ちゃん。出来のいい兄を持ち、いつも父親から褒められたことがなかった松ちゃんが必死に築き上げた芸能界での城も、赤坂プリンスがグランドハイアット東京やリッツカールトンのスイートになって、チキンライスを愛した感覚がどんどんずれたことで、落城の日を迎えてしまいそうで残念な気持ちになる。
「チキンライス」の曲を聴きながら、親ってなんやろなと思った私。
親が他の人やったら、私の人生も松ちゃんの人生も変わっていたのかな~
ホンマ人生脚本って怖いわ~