むっちゃん先生です。
京都の南丹市で、小学6年生の男の子が継父によって命が奪われる哀しい事件が起きましたが、この種の事件が起きるたびに、再婚の難しさを感じます。そもそも動物の世界では、ライオンだってクマだって、他のオスの子どもを淘汰して自分の遺伝子だけを残そうとするので、人間も理性というストッパーを持たない人が動物本来の本能を発揮しても不思議ではないのかもしれません。この再婚の難しさを分かっていたからこそ、私は子どもたちのために自分が離婚をしたときに「恋はしても再婚はしない!」という決断をしました。
「厚生の指標」2012年5月の『家族構成の変動と家族関係が子ども虐待へ与える影響』という論文の中に、「ステップファミリーでは継父による身体的虐待(45.8%)と性的虐待(20.8%)が多かった。」と書かれていて、継父母と継子の関係形成の困難さを表しているのですが、子連れ再婚を決断する場合、再婚が子どもたちに与える影響を一番に考えることなのだと思います。だからといって、「シングルになった親に恋をするな!」ということではなく、再婚は熟慮して欲しいということです。再婚しても、どんなときも我が子の味方でいることが出来る人、新しい配偶者ではなく我が子を一番に優先できる人は再婚してもスムーズにステップファミリーを形成していける気がするし、再婚相手を選ぶ段階でも、子どもを一番に考えてくれる人を選ぶはずですから。

『結婚と恋愛は別物』のコラムに書いたように恋と再婚も別物なのです。結婚同様、恋して盛り上がって結婚に至っても、その後の結婚生活が上手くいく要素は恋愛感情以外の部分にあると私は思っています。特に子連れ再婚には、一度目の結婚時に比べ、何倍も感情より理性を優先させる必要があることを忘れないで欲しいです。それが先々子どもに辛い思いをさせない親の配慮なのです。
継父に虐待されていたある女性は、極論だけど「子どもがいて離婚した場合は、どっちも再婚するな」と言いたいとおっしゃっていましたが、ひょっとすると亡くなられた南丹市の少年もそう思っていたかもしれないな。少年のご冥福を心よりお祈りいたします。