こんにちは。結婚・入籍ナビゲーターむっちゃん先生です。
お見合い後の相談や、交際中の相談で「相手が何を考えているのかよくわからない。」「私と一緒にいて楽しいのか、感情が見えない。」こんな悩みを伺うことがあるのですが、これって大抵は相手のことではなく、自分のことだったりします。
婚活をこじらせる“投影”という自己防衛
“人は自分の鏡”
この言葉を、よく耳にすると思いますが、心理学では、これを“投影”と呼びます。“投影”とは、本当は自分のことなのに、それを認めると都合が悪いので、あたかも他者がそうであるかのように思い込むことです。
例えば、冒頭の「相手が何を考えているのかよくわからない。」は、自分が何を考えているのか、自分がわからないから、それを認めるのが嫌で、相手に“投影”する。また、「私と一緒にいて楽しいのか、感情が見えない。」も、実は自分が相手と一緒にいて楽しくないことを隠したいから、相手に“投影”しているだけなのです。
相手の浮気が心配な人も、自分が浮気するかもしれない心配の裏返しだし、他者に向ける「あの人は、子どもっぽいから嫌い!」も、本当は自分の子どもっぽさが嫌いだったりするのです。「あの人は私のことを嫌ってる気がする。」も、あなたが相手を嫌っているから出てくる言葉。自分が相手に対して否定的な感情を持つと「いい子」で育ってきた人ほど、その感情のやり場に困り、自分が「いい人」に見えるよう、あたかも相手がその感情を持っているかのように振舞うのです。それが自分の心を守る自己防衛の“投影”です。
「なんでもかんでも人のせいにする人」の記事にあるように、婚活で、なんでも相手やまわりのせいにする人は“投影”傾向があります。自分の弱点や欠点と向き合わず“投影”を繰り返しているのは、自分の自信のなさや視野の狭さを隠すためなのですが、そろそろそのパターンを卒業しないと、いつまでも結婚は決まらないでしょう。まずは、自分はどんな特徴がある人なのかを整理理解していくこと。これは婚活以前に、自分が生きやすくなるためにも必要なことなのです。
出会う相手に感じるマイナスなことは、あなたが相手という鏡にうつし出されていることかもしれません!覚えておいて下さいね。