「ママが帰ってこない」2週間自宅に置き去りにされた9歳の少年と母親のこと☆出産と親になることは違うから

むっちゃん先生です。
2週間自宅に置き去りにされた9歳の少年が、「ママが帰ってこない」と隣の家に相談して、保護責任者遺棄容疑で母親が逮捕された記事を読みました。少年は自宅にあったレトルト食品やカップ麺で2週間飢えをしのいでいたらしく、その食品も底をつき電気も止められて、お隣に助けを求めたのでしょう。ひとりにされた少年は心細かったと思います。トラウマにならなければいいのですが。

もっと小さな子なら、命を落としていたかもしれません。それを思うとゾッとする悲しい事件です。

母親は「子どもとどう向き合うべきか悩んでいた」と言っていますが、見つかったのがお決まりの交際相手の家らしく、ため息の出るような行き場のない気持ちになってしまいますが、この母親を責めたところで、解決はしないでしょう。16歳でこの子を産んだ母親が言った「子どもとどう向き合うべきかわからない」気持ちは、正直な気持ちだっのだと思います。母親自身、親と向き合ってもらってこなかったか、ネグレクト気味の子育てをされていたのかもしれないですし、子どもを産んだからと言って母親になれるわけではないですから。

初めての子育ては、自分の親のやり方を真似ていることも多く、精神的自立が未熟な母親であればあるほど、子育ては混迷するでしょう。子どもの頃からSOSを出すことにためらいがあった人は、大人になっても子育てで悩んでも、SOSをどう出せばいいのか悩み続けていると思います。

話は変わりますが、白浜のアドベンチャーワールドのパンダは子育てが上手です。良浜は9頭もの子どもを産みましたが、人工飼育ではなく自分の手で立派に子どもたちを育てました。それには、同じく子育て上手だった母の梅梅の影響が大きかったのだと言われています。知らない間に母親から子育てを学んでいるようです。

子どもは、いいことも、そうでないことも、最初に出会う親(もしくは養育者)を通して学びます。外の世界を覗かない限り、自分の家のルールをほぼ踏襲するでしょう。浮気を繰り返す親の元で育てば、社会規範がグラグラないい加減な人になる可能性が高いし、厳し過ぎる親の元で育てば、自分の意思を伝えることが苦手なコミュ力の低い人になるかもしれません。誰が親になるかで、子どもの学んだものが違うのです。

さて、あなたのお母さんは子育てが上手な良浜タイプだったでしょうか?もし、親があなたにあまり関心がなかったり、逆に過干渉であなたの意思が尊重されていなかったとしたら、ご自分の子育てを母親の嫌な部分を真似ていないか、継承していないか時々チェックして下さいね。

育児は育自、育児は子育てを通して自分を育てることですからね。
9歳の少年がこれから幸せな時間を過ごせるよう、願って止みません!!

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